雪祭りが終わっても、2月の札幌には雪がたっぷり残っている。
近所の公園でクロスカントリースキーを楽しむこともまだまだ出来る。
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雪原を駆け巡りながら、針葉樹やナナカマドの赤い実に
雪が降り積もった様子を眺めていると、スイスの詩人画家
エルンスト・クライドルフの絵本『ふゆのはなし』の小人になった
ようで実に愉快。
まぁ、そんな気分になれるのは晴天の日の事で、時には吹雪の中を滑ることも。小鳥のさえずりも聞こえない、そんな時は自分で歌うしかない。 |
そうそう、こんな時は諧謔的にロッシーニを歌いましょう。
『セビリヤの理髪師』でも『チェネレントラ』でも、序曲が終わる頃には太陽が戻ってくるってもんですよ。
1792年イタリアの田舎町ペーザロに生まれ、18歳でオペラ作曲家としてデビューしたロッシーニ。
37歳の若さで引退するまでの19年間に作曲したオペラは39作。
そのほとんどがオペラ・ブッファ(喜劇)で、その才能にベートーヴェンは
「あなたはオペラ・ブッファ以外書いてはいけませんぞ」との賛辞を送ったとか。 イタリア音楽を「マカロニ料理のように安直」と揶揄したフランスの音楽家も
いたようだけれど、取りも直さずそれは、ロッシーニの魅力を脅威と感じたからなのでしょう。当の本人は1829年パリ初演の『ウィリアム・テル』を最後に、さっさとオペラの筆を折ってしまうのだけれど。
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引退後のロッシーニはパリで美食三昧の日々を過ごし、フォアグラやトリュフを
ことのほか好み、「私は一生の間に二度泣いた。最初はパガニーニを聴いたとき、
二度目は船遊び中にピエモンテ産のトリュフの詰まった七面鳥を水に落としたとき」
...と言ったとか言わないとか。
ロッシーニの食いしん坊がうつったのか、雪原の白樺を眺めていたら、
火に掛けた牛乳に浮かぶ茶葉に見えてきた。そうだ、家に帰ったら
ロイヤルミルクティーを淹れよう。
もちろん使う茶葉は『セイロンティ・ロッシーニ』で。
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