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ティーカップの中のオペラ

スペシャルコラム Vol.12 2006年4月29日 ミミ


長かった北国の冬もようやく終わり、札幌はあと一歩で桜の季節!
と、その前に・・・
足元のぬかるみもなんのその、たっぷり着込んで、いざ野山へ。
お目当は、 この一瞬の季節にしかお目にかかれない花々。
エゾエンゴサク、カタクリ、クロッカスに二輪草etc...。
早春の花々の可憐な事といったら!

これら春の花を「スプリング・エフェメラル」なんていいます。
春のはかなさ、というほどの意味です。
木々に葉が茂る前、地面まで届く太陽の光を一身に浴びて、花々は、
地表でのつかの間の命を謳歌しているのです。

まさに“♪春一番の太陽の光は私のもの”と歌っているようで、
ついつい、オペラ『ラ・ボエーム』のヒロイン、ミミを思い出して
しまうのは、私だけではないでしょう。

『ラ・ボエーム』の原作は、アンリ・ミュルジェの小説『放浪芸術家たちの
生活風景』。実は小説の中のミミはかなり自由奔放で、オペラの中の
はかなげでか弱 いミミは、プッチーニが作り出した、彼好みの女性像だとか。
これじゃいかんと、より原作に近い作品を求めて映画を撮ったのが
アキ・カウリスマキ。なるほど、こちらのミミには媚びがない。

では、プッチーニ好みのミミを歌ったプリマドンナは誰なんだろう。
ピーチとアプリコットの柔らかな香りが、この季節によく似合う
オペラティーの『ミミ』 でも飲みながら、あれこれ聴いてみよう。

テバルディやテ・カナワ、ダニエラ・デッシーは素敵だけれど、
屋根裏部屋が似合わない。ゲオルギューやリッチャレッリに
お針仕事は出来なさそう。

カラヤンも泣いたというフレー二のミミはさすがさすが。
ヘンドリックスの透きとおるような声もよく似合う。
ロス・アンヘレスやヴァドゥーヴァは、春の日溜まりのように暖かい。
そうだ、念のため、マリア・カラスも聞いてみよう。
うわっ、この人は本当に凄い。どんな強気なミミが出てくるかと思ったら、
なんのなんの。早春の花のようなミミでした。




◆ フルーツティー・ミミ
フルーツティー・ミミ
紅茶葉、桃の花びら、桃の実、アプリコットの花びら、アプリコットの実
の入ったフルーツティーです。
<内容量>:35グラム 700円(税込み)

◆ スペシャルコラムでご紹介したオペラ [CD/DVD]
ロッシーニ : ラ・ボエーム全曲
プッチーニ : 歌劇「ラ・ボエーム」





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cfj@opera-t.com





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