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車を運転しながらオペラのCDを聞くのも楽しい。誰にも聞かれないのをいいことに、お気に入りのアリアが流れると怪しげなイタリア語やフランス語で、プリマドンナと一緒に♪ラララー。対向車線の人が気付いたらギョッとするだろうな。
12月になると必ずプッチーニの『ラ・ボエーム』を車に積み込む。そう、ミミとロドルフォはクリスマス・イヴに出会ったのだもの。それに第二幕のカルチェ・ラタンの賑わいは、ここは札幌だけれど、パルピニョールはいないけれど、師走の街によく似合う。深々と雪の降る日は、そう、第三幕の幕開けがピッタリくる。
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| それになんといっても、ロドルフォ、マルチェッロ、ショナール、コルリーネ。四人のボヘミアン(彼らは互いに大詩人、大画伯、大音楽家、大哲学者と呼び合っているらしい)が、パリの屋根裏部屋やカフェ・モミュスで繰り広げる軽快で機知に富んだやりときたら!とても愉快で寒さも和らぐ。もっと暖まりたい時は、はい、紅茶ですね。
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| オペラティーの『ラ・ボエム』は夏にアイスで飲むのも良かったけれど、この季節にホットで飲むのもいい。この独特の酸味が冬の乾燥気味のお肌に良さそうで嬉しい。もちろん蜂蜜で甘みを加えても美味しい。『ミミ』がアプリコットの可愛らしい香りなら、こちら『ラ・ボエム』はサクランボのちょっと大人びた香りで、そうそう、‘カルチェ・ラタンの栄光と名誉’ムゼッタを思わせるかな。これを飲んで町を一人で歩けば、みんなが立ち止まるほど、頭のてっぺんから足の爪先まで美しくなれるかしら?
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『ラ・ボエーム』は人気のオペラだけにCDもいろいろ。パバロッティのロドルフォは、火のない部屋が暖かくなるほど明るくて、カレーラスだと革命詩人の深刻さで、アラーニャが歌えば思わず手を差し出したくなる。みんな素敵。さあ困った、今年はどのロドルフォに私の冷たくかわいい(?)手を暖めてもらおうかしら。
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